政策と活動

政策と活動政策と活動

HOME > 政策と活動 > 病児保育をもっと利用しやすくしたい

病児保育をもっと利用しやすくしたい

新潟をより良く繋がり孤立を防ぐ 実装した政策

着手

令和2年(2020)2月

課題

予約がなかなか取れず、病児保育が利用しにくい

政策

・病児・病後児保育の空き状況を分かりやすくしたい
・ほかの市町村の施設も利用できるようにしたい

活動・提案後の動き

◆長岡市
令和5年(2024)に空き状況のHP公開が始まりました、また一部の施設はLINEでのWEB予約も可能に

◆新潟県
令和8年(2026)に予算が付き、空き状況のHP公開の準備が始まりました
令和8年(2026)4月1日から県内12市町村で広域利用ができるようになりました

これまでの経緯

病気の子どもが預けられない。。。

子どもを産んで、保育園を利用しながら仕事をしていた。子どもの急な発熱で、保育園を4,5日お休みしなければいけないことがたまにあった。
私は父はすでに亡くなっており、母は当時施設に入っていたので、自分の両親からは育児の協力は得られず、夫の両親が頼みの綱。私も仕事を調整するが、毎日預かってもらうのも難しい。

そんな時に頼りたいのは、「病児保育」。
まず病院に行き「医師連絡票」を書いてもらい、それから予約電話をすると「キャンセル待ち」と告げられる。しかも「翌8時以降、キャンセルが出たら受け入れ可能」とのこと。

仕事を休むなら、職場に少なくとも前日には電話しておきたいし、休んでも周囲に迷惑をかけないよう段取りもある。仕事に行けるなら、打ち合わせも入れたい。
、、、にも関わらず、当日8時まで受入可否が分からないのは苦しい。

前置きが長くなったが、共働きが80%(20代30代)を超える時代、もっと病児保育に頼りやすくなるよう運用を見直してほしい、と考えた。

子育て世帯へ向けアンケートを実施→議会で質問

未就学児の子育てに関するアンケートを行い、長岡市内160人のパパママから回答を得た。

病児保育を利用したことがありますか?

未就学児を子育て中のパパママから頂いたコメント(抜粋)
・病児保育園がもう少し利用しやすいと共働きとしてはありがたい。(旧長岡東地区/30代/女性)
・仕事と育児の両立で、絶対に仕事を休めない予定がある日に子供が体調不良で保育園に行けなかったらどうしょう。。。といつも緊張感があります。祖父母も働いているので私が休むしかありませんが、私だって休めない!病児保育も当日は医師連絡票がなければ無理なので連絡票があったとしても受け入れ施設と定員が少ないので断られることも度々あります。親が責任を待って看病するのが基本だとは思いますが、重要な仕事と子供の体調不良が重なることを常に怯えています。(旧長岡東地区/30代/女性)
・私たち親が仕事や用事、病気などで子供の世話を出来ない時に気軽に頼める公的サービスが弱く感じる。一時保育や病児保育などもあるにはあるが、どれも事前に登録や予約が必要で使いにくく、いざと言う時頼りにくい。(旧長岡東地区/30代/男性)
・病児保育の枠が少ない、利用するまでの手続きが大変。(旧長岡西地区/30代/女性)
・病児保育の枠が極端に少ない。(旧長岡東地区/30代/女性)
・病児病後保育ができる場所や受け入れが増えてほしい。(旧長岡東地区/30代/女性)

アンケートを受けて、議会でしつこく質問

長岡市議会 令和2年(2020)3月定例会本会議 一般質問
荒木の質問/未就学児の親たちからは、病児保育施設を増やしてほしいという声を多数いただきました。病児保育施設の増設についての検討状況を伺います。

◆子ども未来部長からの回答
病児保育は、働く保護者にとって子育てのセーフティーネットとして重要な役割を果たしていると認識しております。市民の要望を受けまして平成30年度に川西で整備を行い、現在川東と川西の2か所で実施しており、昨年度から今年度までの利用実績は2か所合わせて定員14人のところ1日の平均利用人数は3.4人で、おおむね充足していると考えております。しかし、感染症などが流行している時期には利用希望が集中し、お断りする場合もあります。病状が安定期になれば病後児保育施設が利用可能となりますので、できれば急性期の間は保護者が家庭で看病し、会社を休むことができるように企業の理解をお願いしたいと考えております。現段階では、新たな病児保育施設の増設は考えておりません。

長岡市議会 令和3年(2021)決算審査特別委員会(2年度決算)でも質問
荒木の質問/令和2年度に病後児保育施設が1か所増設されたが、令和元年度は利用者が1,497人だったのが、当該年度は690人とかなり減っている。この減少の背景を伺う。

◆保育課長からの回答

新型コロナウイルスの影響が大きく2点あると考えております。まず、利用控えであります。特に令和2年4月から6月にかけまして、市内で新型コロナウイルスの感染がちょうど広がり始めた頃ですけれども、特に利用控えが顕著でありまして、令和元年度の2割から3割程度の利用と大幅に減りました。
もう1点は、マスクの着用であったり、部屋の換気であったり、新型コロナウイルスの感染対策が進んだ結果として、子どもたちが夏風邪やインフルエンザなどにかかりにくくなった結果だと考えております。

荒木の再質問/そもそもニーズが減ったということですが、私も共働きで、子どもはよく風邪を引くんです。何度か病児保育を利用させていただきたくて予約をしましたが、毎回キャンセル待ちになってしまいます。先日も3日間予約をしましたが、一日も受け入れられませんでした。利用のタイミングが集中することもあると思います。キャンセル待ちになってしまう方、また受け入れられない状況が実際にあるのではないかなと実体験として感じている。こういった現状について市の認識を伺います。

◆保育課長からの回答

委員のおっしゃるとおり、病児・病後児保育については感染症の流行時期によって利用児童数の変動が非常に大きいことがあります。流行時期に利用希望が重なってしまい、全てのニーズにお応えできないという状況がどうしてもあることは保育課としても認識しています。さらに、新型コロナウイルスの感染が広がって以降、施設のほうで感染対策として通常の利用定員より少なくお預かりしておる状況があります。なので、先ほども申しましたとおり、ニーズが重なったときにどうしても受入れができないという状況が起こっております。ニーズにお応えできないという状況がありますので、そもそもこの事業がなかなか施設にとって採算が合わないとか、全国的な課題がある現状ではありますが、他市の事例も参考にしながら、何とかニーズに対応できるようなことができないか研究してまいりたいと思います。

長岡市議会 令和4年(2022)3月定例会本会議 一般質問でも質問
荒木の質問/病児・病後児保育について伺います。子どもが病気になったときに頼りになる施設ですが、ママたちからは以前より予約がなかなか取れないという声を聞いています。一方、昨年12月議会の文教福祉委員会における加藤尚登議員の質問に対するお答えでは、病児保育2施設の定員6名に対し、1日の平均利用人数は1.7人とのこと。予約が取りやすく、頼りやすくすることが必要な状況だと考えますが、子育て世帯の声と利用人数に関する本市の認識を確認します。
また、2点提案させていただきます。
1つ目は、仮予約をできるようにすることです。現行は医師連絡票がないと予約ができません。わざわざ医師連絡票をもらいに熱がある子どもを連れて病院に行ったものの、病児保育施設に予約電話をすると定員がいっぱいでキャンセル待ちになると大変困ります。仕事に支障が出ると伺いました。クリニックへ行く前に仮予約ができると安心です。
2つ目は、インターネット予約です。電話で確認すべきこととウェブ問診票で済むことを整理し、利用促進と電話でのスタッフの負担軽減につなげてはいかがでしょうか。せめて空き状況の確認をインターネットでできるようにしていただきたいです。以上の2点について検討状況を伺います。

◆子ども未来部長からの回答

病児・病後児保育についてお答えいたします。現在、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、二次感染防止のため、定員を減らして受入れを行っている施設もありますが、病児施設の1日の平均利用人数は6人程度の定員に対して1.7人と、おおむね充足していると考えております。しかしながら、一時的に利用希望が集中した場合や、お預かりするお子さんの感染症等の病状により、受入れをお断りすることがあることも認識しております。本当に困っている人に支援が行き届いているか、利用ニーズや利用状況を引き続き注視していきたいと考えております。
医療機関受診前の仮予約やインターネット予約につきましては、何よりもまずお子さんを安全にお預かりするため、医師連絡票と保護者からの聞き取りにより、病状を正確に把握してから受入れを判断したいという施設側の意向があるため、市といたしましては現状では難しいものと考えております。他市の事例なども参考にしながら、引き続き各施設と意見交換を行ってまいります。また、インターネットでの空き情報のお知らせにつきましては、利用者の利便性の向上と施設側の負担軽減が見込めることから、今後、実施に向けてさらに検討を進めてまいります。

提案した、インターネットでの空き状況の確認については前向きな回答を得た。

長岡市はインターネットで空き状況の確認ができるように!

2024年から長岡市内の病児病後児保育施設の空き状況がWEBで確認できるようになりました。
長岡市病児病後児保育事業
しかも一部の施設ではLINEでの予約も可能になりました。
ご尽力いただきました、市職員の皆さま、施設の皆さま、ありがとうございました。

今度は広域連携を目指し、新潟県議会でも質問

新潟県議会 令和7年2月定例会本会議 本会議にて県知事へ質問
荒木の質問/今冬は、インフルエンザが大流行しました。インフルエンザは発症した後5日、かつ解熱した後2日、幼児は3日が経過するまでは、学校や保育園へ出席停止となりますので、親は約1週間仕事を休むか、祖父母などに頼ることとなります。ですが、ここでやっぱりすがりたくなるのが病児・病後児保育です。
 病児・病後児保育施設数は県全体では増えていますが、感染症流行時は予約を取ることが難しいという声を多数伺っています。このため、施設の広域連携を進め、市域・圏域を越えて預けられる体制の整備が求められています。また、空き状況の一覧表示やDXを活用した予約手法の簡素化など、利用しやすい環境整備と持続可能な運営体制の構築が望まれています。
 本県の病児・病後児保育の広域連携に対する対応の方針について知事の御所見を伺います。

◆花角知事からの回答

病児保育の広域連携に関する対応方針についてでありますが、病児保育事業は、市町村が主体となって実施しておりますが、感染症流行時に定員を上回る利用希望があった場合、利用を断らざるを得ないケースがあると承知しております。  このため、県では、感染症流行時などの利用の分散を図るため、居住する市町村以外の病児保育施設も利用できるよう、広域連携に向け市町村と検討を行いたいと考えており、この議会に関連予算をお諮りしているところであります。  検討に当たっては、議員御指摘の空き状況の見える化を含め、利用しやすい環境の整備や安定した事業運営に向け、新潟市など設置施設数の多い市を中心として、連携可能な地域から実施できるよう、市町村と共に検討を進めたいと考えております。

病児保育の広域連携、空き状況HP公開について進捗

国からの後押しもあり、「病児保育広域連携推進事業」として、令和8年(2026)度当初予算に計上されました。
令和8年(2026)から、市町村の病児保育施設の空き状況の見える化、スマホでの予約・キャンセルが可能になるシステム導入を推進する予算が付きました。これにより市町村での取り組みが加速します。
病児保育は、令和8年(2026)4月1日から県内12市町村で広域利用ができるようになりました。
また、病児・病後児保育施設を新設する際の整備費の支援も始まりました。

ご尽力いただきました、議員の皆さま、市・県職員の皆さま、施設の皆さま、ありがとうございます。
引き続きどうぞよろしくお願い致します。

この取り組みについてあなたができること

荒木のり子に声を届ける

取り組んでいる政策についてご質問や
アイデアなどお気軽に寄せてください。

荒木のり子を応援する

政策を前に進めるため、あなたの応援が必要です。

トップへ戻る